声優になるには

声優は顔出しをするのも仕事?顔出しは新しい魅力の発見になる

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声優は声の演技をするお仕事。でも、最近ではテレビや配信動画番組に出演している声優さんを見る機会も多くなってきました。

声優は、もちろんその仕事の本筋は声にあるとはいえ、例えアイドル声優ではなくても、顔出しする仕事は昔からあり、そして今ではもう顔出しが当たり前のようになっています。

これからは声優は顔出しの仕事がもっと増えていくことになるでしょう。

最近多い声優の顔出し

最近は多い声優の顔出し

声優は声の仕事だから顔出しする必要はない?そんなことはありません。

昭和の時代から、声優でも「懐かしのアニメ」のようなテレビ番組に出演したり、アニメ雑誌や劇場版アニメのパンフレットに顔写真が載ったりすることは珍しくはありませんでした。

現在では、声優に対する注目度も高くなって、野沢雅子さん、神谷明さん、三ツ矢雄二さんのようなベテラン声優をテレビなどで見ることも多いです。

また、舞台に出演したり、アーティストデビューしてライブを行う声優さんも増えています。

そうした、声優の本業とは別に、声優の仕事の一環として顔出しがある場合もあります。

現在の声優はアニメキャラクターと一心同体の存在

『ラブライブ!』シリーズなどはその典型で、アニメのキャラクターを演じる声優が、そのキャラクターと一心同体の存在としてライブを行うことが前提になっています。

そうした傾向は、女性声優だけにとどまらず『うたプリ』や『アイドリッシュセブン』など、男性アイドルを演じる男性声優にもあてはまります。

SNSでイベントやプライベートの写真を公開するのは普通のこと。

また、現在は番組のPRのためにニコ生など動画配信サービスでの特番に出演声優が登場する機会も多いし、声優自らYoutubeチャンネルを開いていることもあります。

もはや声優は顔出しをするのが前提と行ってもいい時代になっているのです。

顔出しをする声優の収入は?

声優の収入

声優は会社員のように固定給があるわけではなく、行った仕事に応じて収入が増減します。

アニメに声をつける仕事だけではなく、関連番組への出演、雑誌インタビュー、イベントへのステージ参加など、顔出しによる声優本人の露出が多くなれば、それだけ収入も増えることになります。

それが正しいかどうかは別として、今はむしろ積極的に顔出しの仕事をして収入を増やしたほうが、本業としての声優の仕事も安定すると言っていいでしょう。

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仕事内容:メディア出演

メディア出演

声優の顔出しの仕事は、テレビ、雑誌、ネット動画など。

テレビでは、特に社会現象を起こすほどの大ヒットアニメが生まれると、その関連ライブなどもニュースでもとりあげられます。」

また、特にNHKなどアニメを日本の文化の一つとして積極的に取り上げている局では、音楽番組でアニソン特集が組まれて、主題歌を歌っている声優が登場します。

知名度が高いトップ声優になれば、アニメとはまったく関係なくバラエティーやクイズ番組の出演者として呼ばれることもあります。

雑誌は主にアニメ雑誌、声優雑誌などへの出演となります。特に番組改編期では注目の新作アニメの主演声優へのインタビューが行われることが多いです。

アニメや声優の専門誌以外でも、アイドル声優であれば青年漫画雑誌にグラビアが掲載されることもあります。

最近の傾向では、まったく関係がない雑誌に声優が出演することも増えてきました。

例えばミリタリー雑誌「月刊アームズマガジン」に井澤詩織さんのポスターがついたり、写真雑誌に降幡愛さんが連載をもっていたりということもあります。

井澤詩織

月刊アームズマガジンの表紙を飾る声優「井澤詩織さん」

そうした声優の顔出しの仕事が増える中でも、特に露出度が高いのが、女性では水樹奈々さん、愛美さん、男性では宮野真守さんなど。

水樹奈々さんは紅白歌合戦に二度の出演を果たし、アジアツアーを行うなど日本のみならず海外でも知名度が高いため、アニソン番組、アニソンイベントなどではまず見ないことはありません。

最近特に露出度が高くなっているのは愛美さん。

『バンドリ!』戸山香澄役として主演を務め、アニメとシンクロしたリアルバンド「Poppin'Party」のギターボーカルも担当しています。バンドリ関連のテレビ番組にはホスト役として参加。武道館ライブも成功させ、今最も注目度が高い声優の一人です。

宮野真守さんは、長身でイケメンな上に溢れ出るエンターテイナーとしてのオーラから、バラエティー番組などにも数度出演。

宮野真守

宮野真守

アーティストとしての人気も絶大で、ライブツアーは10年以上毎年行われており、日本だけではなく台湾でも知名度が高く、台湾でのライブは現地でニュースになったほどです。

外見も声優の1つのツール

外見も声優の一つのツール

トップ声優の一人である緑川光さんは、かつて雑誌のインタビューで、声優も顔出しの仕事が求められる中、能力が同程度であれば容姿がいいほうが選ばれると発言されています。

特に若い女性声優の場合、アイドルユニットとして活動する機会も多いため、リアルアイドルと並んでも遜色がないレベルの外見の人が増えて行っています。

声優ユニットのi☆Risなどは、最初からアイドルグループとして結成されています。ただ、ここでいう「外見」は、顔のよさだけではありません。

i☆Ris

i☆Ris

 

声優に外見のよさが求められるとはいっても、ファンはやはり声優を好きなキャラクターの「中の人」として見ます。

それゆえに、いくら外見がよくても、演じたキャラクターとのギャップが大きくなるとファンの支持は得られません。

そこに、普通のアイドルと、声優との違いがあります。

例えば『ラブライブ!』で南ことりを演じた内田彩さんは、ことりと一体感を出すために、髪を伸ばして脱色までして、事務所に無断だったために怒られたと言われながらも、ファンからは大きく支持されました。

身だしなみの大切さ

身だしなみの大切さ

イケボのベテラン声優小西克幸さんは、小野坂昌也さんのYoutube番組に出演するとき、髪はボサボサで無精髭。

お世辞にも身だしなみがいいとはいえません。しかし、これは声優としてのしっかりとした実績がある小西さんだからこそ許されること。

声優といえども、最低限の身だしなみはきちんとしていたほうがいいでしょう。

声優の主戦場は日本です。日本では、特に年配の人には身だしなみ一つでよく思われたり悪く思われたりします。

メイクアップ

雑誌やイベントへの出演のときはスタイリストがつくからいいとして、SNSでプライベート写真を出すときに、あまりにも乱れた姿を見せてしまったら、ファンも離れていってしまいます。

声優は、髪の色やファッションは自分なりの個性を出すことが許される仕事です。

でも、自分らしさを出しながらも、清潔感を保つことで、自分のことをあまりよく知らない人からも好印象をもたれることがあるのだという意識はもっておいたほうがいいです。

常識や礼儀を忘れずに…外見も大切だが中身はもっと大切!

ある若手女性声優が、テレビ出演のおりに先輩声優に失礼な口のききかたをしたと報じられたことがありました。

彼女は天然で知られるため、普段の言動を知っているファンからすれば、ちょっとやらかしたけどあの子らしいで済んだ話です。

でも、彼女のことをよく知らない人には、確実に悪い印象を与えたはずです。

はやり、常識的であること、礼儀正しいことは、声優としての自分の商品価値を守るためにも大切なことです。

例えば村川梨衣さん。村川さんは、時にエキセントリックな言動をする声優さんですが、業界の人もファンも、村川さんが実は常識的で、礼儀もしっかりしていることを知っています。

村川梨衣

村川梨衣

それはニコ生やラジオ番組での村川さんを見れば伝わってくること。そういう常識や礼儀の部分は、ことさらアピールしていなくてもわかるものです。

だからこそたまにハメを外しても許されるし、かえってそれが人気のもとともなっています。

佐倉綾音さんを始め、女性声優との良好な交友関係が築かれているのも、村川さんが素の部分で礼儀正しく、気づかいがあるからでしょう。

アニメ銀魂で坂田銀時役でお馴染みの杉田智和さんは、女性声優の前でシモネタを連発するなど、暴走キャラとして知られています。

しかし、その実繊細な気づかいができる人物としても知られており、中村悠一さん、下野紘さんなど同年代の声優のみならず、上の世代からも一目おかれる存在です。

また、女性声優の中にも杉田さんが好きだという人は多く、表でシモネタを言いながらも裏でしっかりフォローができていることが伺われます。

声優も社会人です。キャラクターとして「自由」であったとしても、社会人としての常識、礼儀、気づかいは必要です。

そうした中で横のつながりが生まれ、そして仕事の幅が広がっている現在、そのつながりから新しい仕事が生まれるということも実際起きています(例えばゲームへの参加、Youtube番組への出演など)。

あくまでも声優は声で勝負

水樹奈々さんがアーティストとしても国内トップレベルながら、声優としても絶大な人気を保ち続けていられるのはなぜでしょうか?

水樹奈々

それは水樹さんが声の仕事をおろそかにしていないからです。

かつて声優として人気が出てから、アーティストへ転身して声優の仕事を顧みなくなった人が何人かいました。

しかし、例外なくその人気は続いていません。なぜならば、声優の人気とはあくまでアニメのキャラクターを通した人気だからです。

キャラクターを通して好きになった声優が、アニメの仕事を捨て、自分が前に出るようになってしまったら、ファンは裏切られたと感じます。声優はやはり声の演技があってこそです。

もちろん演技力も大切。声優に求められるのはいろんな声を出せることではありません。

いかにそのキャラクターに合った演技ができるかのほうが大切です。諏訪部順一さんなどは、声自体はキャラクターによってそれほど変わりません。

でも、声の出し方、息づかい、演技で、見事にそれぞれのキャラクターを演じ分けています。

花澤香菜さんは、デビュー当時は「棒」だと揶揄されることもありましたが、今ではその演技力が高く評価されるようになっています。

中には悠木碧さんや諸星すみれさんのように、最初から完璧という人もいるけれど、花澤さんのように努力を重ねることですばらしい声優になり、ひっぱりだこになるという人もいますから、声優として生きていけるかどうかははやり自分のがんばり次第ではないでしょうか?

【まとめ】顔出しは声優の新しい魅力の発見

顔出しは声優の新しい魅力の発見

今、声優に顔出しの仕事は欠かせなくなっています。その中で、新たな魅力を見出され、それが次の仕事へとつながっている声優さんも少なくありません。

顔出しの仕事でその声優を知り、気に入ったから出演作を見るという現象も起きています。

顔出しの仕事は声優にとって可能性を広げる場でもありますから、声優を目指すなら顔出しも肯定的にとらえて自分みがきをするのがいいでしょう。

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