声優になるには

声優がフリーランスの活動を選ぶのはなぜ?理由を徹底検証!

投稿日:2019年6月7日 更新日:

声優の場合も、事務所に所属している人とフリーランスで活動している人がいます。

事務所に所属するのとフリーランスで働くのとどちらがよいかは、ケースバイケース。

ここでは、声優があえてフリーランスの道を選ぶ理由について検証していきます。

働き方別のメリットやデメリット、フリーランスで働く声優の仕事内容や収入事情についても紹介しましょう。

声優事務所の役割とは

声優事務所の役割は、クライアントから案件を受注し、所属している声優に仕事を割り振ることです。

声優事務所は、クライアントと声優の橋渡し役になり、声優の仕事の調整やスケジュール管理などを本人に代わって行います。

事務所によっては、新人の売り込みをしたり、所属している声優のPRをしたりするケースもあります。

声優事務所に所属するメリット

声優事務所に所属すると、声優は自分で営業をしなくても仕事が受注できます。

実績がない新人の場合、仕事を受けること自体が難しいケースも少なくありません。

事務所が仲介してくれれば、駆け出しの声優でも着々と実績を作っていけます。

また、スケジュールの調整や事務手続きなどの煩雑な作業を事務所が代行してくれる点もメリットです。

仕事の選別も事務所が行ってくれるため、トラブルになる心配も少なくなります。

引き受けたくない仕事のときは、事務所を通じて角の立たない断り方ができます。

声優事務所に所属するデメリット

所属している事務所がある場合、声優は基本的に事務所が決めたスケジュールにしたがって活動しなければなりません。

自由に予定が立てにくくなる点などは、事務所に所属するデメリットと言えるでしょう。

声優には、タレント活動などを行っている人も多いですよね。

事務所に所属していると、このようなほかの仕事をするときにもチェックが入ることが多いです。

イメージダウンにつながるような仕事は、断るように指示されるケースもあります。

事務所を通じて仕事をするときには、報酬も事務所の規定にそって支払われます。手

数料などの中間マージンが発生してしまう点も、声優事務所で仕事をするデメリットです。

声優業界フリーランスで活動するには

声優事務所に所属していた声優が、後にフリーランスに転身するケースは少なくありません。

声優としてある程度の実績ができると、事務所から独立してフリーランスの道を選ぶ人も多いようです。

フリーランスで活動すると、どのようなメリットがあるのかが気になるところですよね。

声優としての実績が増えるにつれ、フリーランスに転身する人が増えてくるのは、フリーランスで活動したほうがメリットが大きくなるからです。

ここでは、フリーランスのメリットやデメリットを紹介します。

フリーランスで活動するメリット

フリーランスで活動する声優は、引き受ける仕事をすべて自分で選ぶことができます。

また、仕事の量を調節して自分でスケジュールが立てられるのも、メリットの1つに挙げられるでしょう。

フリーランスの声優は、ライフスタイルに合わせて引き受ける仕事の量をコントロールできます。

ほかの仕事とのバランスを考えて仕事を受注したり、税金対策のために仕事量を調節したりできるのも、フリーランスならではのメリットです。

フリーランスで活動する場合、報酬の交渉も自分で行うことが可能です。

また、クライアントから支払われる報酬はすべて自分で受け取ることができます。

フリーランスで活動するデメリット

フリーランスで活動するデメリットは、自分で営業活動を行わないと仕事を受けるのが難しい点です。

クライアントを一から開拓していかなければならないと、自己PRなどに力を注がなければなりません。

実績がなく知名度が低い場合、仕事を得るのに苦労する恐れがあるのがフリーランスの難点です。

ただ、実績があれば、このような問題は少なくなります。

すでに仕事につながる人脈がある人、知名度が高い人などは、フリーランスになってからも仕事が次々に舞い込む可能性があるでしょう。

事務所を通さなくても仕事を得る自信があれば、デメリットの影響をさほど受けずに済みます。

フリーランスの仕事依頼内容~収入事情までを徹底解説

フリーランスの声優を目指している人は、独立してからどんな仕事の依頼がくるのかや仕事の受け方、収入なども気になるかもしれません。

ここでは、フリーランスで活動する声優が依頼される仕事の内容や受注の流れ、収入事情などをまとめてみました。

仕事一覧と依頼内容

フリーランスの声優に依頼される仕事としては、アニメや映画、ゲームの吹き替えなどが挙げられます。

このような仕事では、登場人物の声を担当する業務が依頼されます。

声優としての演技力が発揮できるのが、キャラクターになりきってパフォーマンスを行う吹き替えの仕事です。

また、テレビやラジオのナレーションも、声優の仕事の1つです。

ナレーションは、声優のアピールポイントである「声」をウリにして仕事ができます。

企業プロモーションの動画や店頭宣伝のナレーションといった仕事が舞い込むケースもあり、クライアントは法人から個人までさまざまです。

人気や知名度が高い声優の場合は、ラジオのパーソナリティの仕事も行います。

このほかPR用のCDを制作したり、オーディションに参加したりするのも、フリーランスの仕事の1つです。

仕事を受注するまでの流れ

フリーランスの声優の場合、自身が開設しているサイトやSNSなどが主な仕事の受注先です。

このような媒体で自分の声を紹介したり、過去の実績を公開したりして、クライアントを募ります。

また、自作のCDやオーディショへの参加で営業活動をしている場合は、クライアントから連絡がくる場合もあります。

仕事の依頼がきたら、業務内容や時期、報酬の額、支払い方法などを打ち合わせし、その仕事を引き受けるかどうかを決めるのが一般的な流れです。

受注してもよいと判断した場合は、必要に応じて契約書などを交わして仕事を引き受けます。

収入事情

フリーランスの声優は、収入に個人差があります。

フリーランスで活動する20代から40代の声優の場合、平均年収は300万円から400万円と言われています。

1件あたりの報酬は、10,000円から30,000円前後。

どのくらいの収入が得られるかは、仕事の単価や引き受ける仕事の量で決まると言えるでしょう。

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フリーランス声優で活動している有名な人

有名なフリーランスの声優としては、ゲームの「アイドルマスターミリオンライブ!」に出演した大関英里などが挙げられます。

彼女が声優としてデビューするきっかけになったのが、声優の登竜門として知られる「声優アワード新人発掘オーディション」です。

大関英里は当初は事務所に所属していましたが、後に独立してフリーランスの声優になりました。

また、ブロガーとして活躍中の幸田夢波も、有名な声優の1人です。

彼女も、所属していた事務所を離れて途中からフリーランスとなり、声優の仕事やボイストレーニングの講師、ウェブマーケティングなどの多彩な仕事を行うようになりました。

フリーランスを目指すときは声優としてのスキルを磨いておこう

ここで紹介したように、フリーランスで活動する声優にはいろいろなメリットがあります。

ただ、フリーランスとして順調に仕事を得ていくためには一定のスキルが必要です。

スキルがあれば、フリーランスになってもいきなり仕事がなくなる心配は少なくなります。

フリーランスの声優を目指す人は、独立できるだけのスキルを身につけられるように、しっかりとトレーニングをしておきましょう。

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